ニュースリリース

ユーザーがChatbotでリアルタイムに試合情報を取得
AI×人の相互コミュニケーションによる新しい観戦スタイル

2017年03月07日 野球サービス

データスタジアム株式会社(代表取締役社長:加藤善彦、本社:東京都港区)は、人工知能(以下、「AI」)テクノロジーを用いた対話システム開発を手掛ける株式会社Nextremer(代表取締役CEO:向井永浩、本社:東京都板橋区)と共にマイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を活用し、スポーツ分野における新たなBotサービス『Live Sports Chatbot』を開発いたしました。

スポーツに特化した新しいBotサービスのリリース第一弾として、博報堂DYメディアパートナーズ運営の、野球情報サイト『Baseball Gate』での展開が決定し、2017 WORLD BASEBALL CLASSIC™で行われる日本チーム初戦開始に合わせ、2017年3月7日(火)よりサービス提供を開始いたします。

 

【サービス概要】
● サービス名:Live Sports Chatbot
● 開始日:2017年3月7日(火)
● サービス内容:日本チームの選手の情報や、リアルタイムでの試合の実況情報などユーザーのリクエストに対し、チャットボットが自動応答します。また特定の選手についての質問や、過去の成績についても応答が可能となっています

既存のスポーツ速報サービスは、予めサービス側が公開した情報を、ユーザが情報サイトやページを回遊して取得するという、一方通行のものが主流です。『Live Sports Chatbot』(以下、「本サービス」)では、ユーザーがチャットボットを通してリクエストした「今日のスターティングメンバーは?」や、「○○選手は試合に出ている?」などの質問に答える形で、野球やサッカーの実況情報の提供を行います。

 

<システム概要>
1. データスタジアムの「一球速報プラットフォーム」
2. Nextremerのマルチモーダル対話システム「minarai」

本サービスは、上記2つの技術により構成されています。
データスタジアムの「一球速報プラットフォーム」は、野球の試合のスコアや球種、打席結果などの最新情報を提供します。各種データは実際のプレーから10秒程度で更新され、ほぼリアルタイムの情報が提供されます。Nextremerの対話システム「minarai」は高度な自然言語処理機能を有するマルチモーダル対話システムで、ユーザー発話の意図を理解する言語理解及びAIによる自動応答の部分を担っています。

両サービスは共にマイクロソフト社の提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」で稼働しており、クラウドデータベースサービス「Azure SQL Database」に蓄積されたデータを介して両社の技術がシームレスに連携することで本サービスを実現しています。また、「Microsoft Bot Framework」を活用することで、様々なユーザーの利用シーンに合わせて容易なチャンネル展開が可能となります。

 

サービスフロー図_WEB

 

一般的な対話システムには、想定質問とそれに対する応答のQ&Aデータが予めインプットされており、ユーザーのリクエストに対しそのデータベースから適する応答を返すというものが主流ですが、本サービスでは試合中、常に変化する実況情報をリアルタイムでユーザーに配信します。

今後も両社で開発を進め、野球にとどまらず、サッカーやラグビー、バスケットボールなどの様々なスポーツとユーザーをつなぐ、これまでに無かった全く新しいスポーツ観戦スタイルを広く展開していきます。
————————————
■本発表にあたり、マイクロソフト社様よりエンドースメントを頂戴しています

日本マイクロソフトは、このたびのデータスタジアム株式会社様と株式会社Nextremer様による「Live Sports Chatbot」サービスのリリースを心より歓迎いたします。今回のサービスは、スポーツのデータを取得、分析、配信するサービスをお持ちのデータスタジアム様とAI技術を用いた対話システム開発を手掛けるNextremer様といった両社の異なる強みをマイクロソフトのクラウドプラットフォームであるMicrosoft Azureを用いて融合させることであらたなサービスを創り出す「デジタルトランスフォーメーション」を実現していただいた事に大きな意義と可能性を感じております。日本マイクロソフトは引き続き両社と連携し、クラウドを活用したあらたなスポーツ観戦スタイルのご提案と展開を支援してまいります。

日本マイクロソフト株式会社  執行役 デベロッパーエバンジェリズム統括本部長 伊藤かつら 様

■データスタジアムとは

データスタジアムは、2001年の設立以来、Jリーグ・プロ野球・ラグビートップリーグなどのデータを取得・蓄積・分析し、スポーツ団体やチーム・クラブ・選手に対して強化や戦術向上のためのソリューションを提供しています。また、ファンやメディアに対しても様々なデータやデータを活用したエンターテインメントコンテンツを提供し、スポーツの新しい楽しみ方を提案しています。

■Nextremerとは

Nextremerは、東京・高知に拠点を置く、AIテクノロジーを用いた対話システムの研究開発を行うベンチャー企業です。対話システムの独自開発のほか、他企業とのオープンイノベーションを推進し、研究機関や大学と共同で、対話システム、画像解析、自動制御など多岐にわたる研究テーマにおける基礎技術の共同研究を行っています。

 

 

スポーツのコンテンツや見せ方でお困りの方、
チーム強化でお悩みの方、一緒に解決いたします。
ぜひ一度ご相談ください。

お問い合せ

ニュースリリース一覧へ

  • 採用情報
  • おしらせ
  • 掲載事例

ページトップヘ