レポート

アナリストレポート第25回
「Webセミナー『バスケのスタッツの読み方を学ぼう』開催報告」

2020年12月11日 バスケットボール

 皆さん、こんにちは。データスタジアム データセンター事業部所属 バスケットボールアナリストの柳鳥です。今回は10/31(土)に開催したWebセミナー「バスケのスタッツの読み方を学ぼう ~Bリーグのデータをもとに~」について書かせて頂きます。

■セミナーの趣旨

 今回のセミナーは中高でバスケ部に所属する学生を対象としており、彼・彼女達にバスケのスタッツの読み方を学んでもらおうと企画しました。

 スタッツの読み方が分かると、自分達の試合を振り返る際に役に立ちますし、プロの試合結果からも様々なことが読み取れるようになります。コロナの影響により活動自粛を求められ、未だに満足に練習ができないという学生さんが多いと思いますが、そんな今だからこそスタッツの読み方を学び、競技についての理解を深めることで、今後のバスケ人生に活きてくるのではないかと考えました。

 また、メインの対象は中高の部活生としましたが、大人の方にもセミナーを開放しました。バスケ好きで普段スタッツをあまり見ないという大人の方々にとっても、スタッツを読むことの面白さを知ってもらうきっかけになったのではないかと思います。

■セミナーの内容

 セミナーではまず「はじめに」として、スタッツを読むことが大事である理由を説明しました。人間の主観に左右されずに、スタッツから客観的な評価をすることの重要性、スタッツから自分達の良かった点・悪かった点を把握してから練習に臨むことで、より具体的な練習ができる、といったことが大事な理由です。

 続いて、具体的なスタッツの読み方です。ここでは実際のBリーグの試合でのスタッツを用いながら、スタッツの中でどういった項目が重要で、この項目の数値が高いと試合の中でどういった効果があるのか、といったことを説明していきました。具体的には、シュート成功率、オフェンスリバウンド、ターンオーバー、フリースローといった項目に着目し、それらの関係性を紐解いていきました。

 一通りスタッツの項目を説明した後は、知っていると便利な指標として、eFG%(エフェクティブ・フィールドゴール・パーセンテージ)とORB%(オフェンスリバウンド獲得率)を解説しました。スタッツをあまり見ない人には少々難しいものだったかもしれませんが、どちらもバスケのアナリスト界ではよく使われる指標で、数字で分析をする際に大事になる考え方が詰まっているので、極力分かりやすく、具体的な数字を用いながら説明していきました。

 そして、最後に「おわりに」として、セミナーで学んだことを活かすためにどういったことをして欲しいかをお伝えし、Q&Aを実施しました。

■セミナーを終えて

 自らが講師となる形でWeb形式のセミナーを開催するのは今回が初めてだったため、色々と反省点はあるものの、総じて良いセミナーにできたのではないかと感じております。大変ありがたいことに、受講者アンケートでは皆様から好意的なご意見を頂き、Q&Aの時間も大変多くの質問を頂き、時間内に回答しきれないほどでした。

 ご参加頂いた皆様の熱量からも、こういったセミナーへの需要が高いことを感じました。また、私自身、スタッツを読めるようになることで、競技者もファンもバスケとより深い関わりが持てるようになると感じておりますので、ぜひとも2回目、3回目と開催していきたいと考えております。

 最後に、セミナーにご参加頂いた皆様、開催に向けての準備や告知にご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。

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